自己破産が増えた理由は銀行のカードローンにある?




先日、報道ステーション(テレビ朝日)で「自己破産が増えている」ということを取り上げた。
その背景には「銀行カードローン」がある、ということだった。

どういう事なのか、少しまとめてみた。

今、最近自己破産が増えている

自己破産の件数が、去年は6万4000件となり、13年ぶりの前の年をうわ回ったそうだ。
弁護士が言うには、「自己破産」の半数は、銀行ローンの借り入れ、が原因だという。
今、銀行カードローンは、過剰な借り入れになっているケースが増えているというのだ。

TVでは、自己破産申請をしている女性の例が取り上げられた

女性が取り出したのは2枚の銀行カードだった。
100万円と200万円の銀行ローンカードだ。

借金のきっかけは離婚後の引越し代だったとか。
銀行にお金を借りに行くと「7年払えば」とか「5年払えば」という言葉でカードをすすめられたそうだ。

結局、銀行にすすめられるまま、350万借りたらしい。

が、…結局、1年で返済に行き詰まり、今弁護士と自己破産申請をする予定らしい。

手軽な銀行カードローン

売りは「手軽さ」
・スマホで簡単
・SPEED審査
・コンビニで引き落とせる
・無担保だが金利は高め

銀行のカードローンの貸付高は、5兆7000億円で5年前の1.7倍になっているそうだ。

貸金業者の場合

2006年から「貸付金額は年収の3分の1」と消費者金融は法律で抑えられたが、銀行に規制はない。

銀行の場合

信用がなければ貸してくれないイメージだったのに不思議だと思うだろうが「年収が180万なのに、借り入れは350万でもOK」なのだ。

結果、銀行の返済は長くなる
100万を14%でかりて月2万で返済する場合、完済まで6年以上かかり、150万以上払う計算になる。

このような(返済能力を超える)融資を行う理由

元銀行員によれば…個人ローンの目標を達成した人間が表彰されるという風潮があった。
ノルマが課せられるなど、みな死にものぐるいだった。

銀行は何故カードローン融資をするのか?

【貸し倒れのリスクの違い】
・企業に「1000万貸して1件倒れるのと、100万10人に貸して一人倒れるのではリスクが違う。
・住宅ローンも今は1%のところもあるのに比べて、10%近い金利が取れるのがカードローンなので主役になる。

【回収は消費者金融に丸投げ】
・審査や返済不能になった時の回収業務は消費者金融に丸投げする。
・企業がなら、決算書や試算を調べる手間がかかるがカードローンは、貸し倒れも消費者金融に任せればいい。

【その他】
・金融緩和、マイナス金利で収益を上げるのが難しくなってきた。
・利ざやが厚い

自己破産をどう捉えているか

・行き過ぎがあったと思う
・対応を行っている

【対応】
・過剰な借り入れの注意勧告
・返済能力の確認

…が、足並みはバラバラ。

問題点

・顧客重視の視点が欠けている
・非情になれば短期的に利益を挙げやすい
・信用力を失ったら収益を挙げられないし存続も難しい

【カードローンが広がった要因】
・無担保でかなりの額を借りられるので、借りたい人には魅力的。
・消費者金融を買収しても利益が上がらない。

【雇用状況】
・非正規雇用がふえて一時の消費にためにお金を借りてしまう
・金融緩和、マイナス金利で収益が減る

⇒銀行は本業の収益が落ちているのでカードローンにむかっている。

まとめ

例えば、年収120万の人は、消費者金融では、40万しか借りることが出来ない。
(「貸付金額は年収の3分の1」と消費者金融は法律で決められている)

でも銀行の場合は、150万ぐらい貸してくれるのだ。

月々の返済金額も同じ。だから銀行から借りる。

違うのは返済期間だ。

長い、それでも返済できると思う、借りる時は。

…でも、返済できなくなる人もいる。色んな事情で…

病気したり、仕事辞めたり…人生の先にアクシデントは起こるのだ。

そんな時は仕方がない。
プロに相談して「人生をやり直し」を模索するべきだ。

自己破産しかない、と思うのは素人考え

最悪、自己破産だが、そうそう自己破産はできるものでもない(らしい)。

″自己破産だろう”と思って相談に行くと、その前の「個人再生」「債務整理」で解決出来たり、下手すれば過払い金が多かったので、借金がチャラになったと言う事例もあるらしい。

生きるために、家族のために…一刻も早く!